商業施設やオフィスビルなど高層建築物の清掃メニューについて

商業施設やオフィスビルなど高層建築物の清掃メニューについて

商業施設やオフィスビルなどの高層建築物は、日々のメンテナンスが欠かせません。設備の点検だけではなく、利用者が快適に過ごせるように清掃も行なう必要があります。しかし、高層建築物の管理を初めて行なう方のなかには「清掃の重要性」を知らない方もいます。

この記事では、商業施設やオフィスビルでの清掃の必要性や、メンテナンス方法についてご説明します。

高層建築物に清掃は必要?

商業施設の清掃は、利用する方の健康や安全に関わります。ほこりがなく清潔な環境であれば、買い物などもしやすく、訪れた利用者の満足度を高めることに繋がります。これはオフィスビルなどの高層建築物でも同じことがいえます。

普段何気なく使用しているオフィスビルですが、清掃員が綺麗に掃除をしてくれることで快適に利用できています。特に清潔感のあるトイレは、日々の清掃員の努力の賜物です。オフィスビルで働く方が各々清掃を行っていると、時間もかかり本来の業務に支障をきたしてしまいます。

特に不特定多数の方が出入りする入口付近は特に汚れやすく、常に清潔な状態を保たなければなりません。エントランスなどは雨などで濡れた場合すべりやすく、怪我をする恐れもあります。責任問題にも発展する可能性もあるため、清掃は必要な項目です。

また、高層建築物における清掃は、利用者の快適さや健康を守ることだけが目的ではありません。建物自体の寿命を延ばし、長く利用できるようになります。高層建築物の寿命はおよそ100年といわれています。

しかし、清掃やメンテナンスを怠った場合、経年劣化が進みやすくなります。日頃からの設備のメンテナンスや清掃を行なうことで、インフルエンザなどの病気の蔓延や空調が突如動かなくなるといったトラブルを防ぐことができます。

高層建築物の環境を維持するために必要なこと

高層建築物の寿命を延ばし、より安全で快適に過ごす環境を作るうえでメンテナンスは必要不可欠です。ここでは、具体的なメンテナンス方法についてご説明します。

基準値を満たしたメンテナンスが必要

ビルの衛生管理は必ずしなければいけないのはご存知でしょうか。これは「建築物における衛生的環境の確保における法律」で決定された事項です。オフィスビルであれば「建築物環境衛生管理基準」が存在しており、細かい基準を満たす必要があります。

建築物環境衛生管理基準の主な項目は以下の通りです。

  1. 空気調和設備の環境基準
  2. 排水設備の清掃
  3. 飲料水の管理・水質検査
  4. 定期クリーニング
  5. ねずみなど害獣の駆除

これらの項目はさらに細かく分けられており、これらすべての基準を満たす義務があります。

高層建築物の清掃方法

高層建築物の清掃は、主にエアコン・カーペット・排水管・高所クリーニング・定期クリーニングです。利用者が快適に過ごすためには、エアコンなどの空調設備のメンテナンスは欠かせません。

特にエアコンにほこりが溜まっている場合、起動したさいにほこりが舞ってしまい健康上にも好ましくない状況です。エアコンの清掃を行う場合は、主にフィルターを綺麗にしましょう。フィルターについたほこりを落とすだけで、エアコン自体の性能も良くなります。節電対策にも繋がるのでこまめな清掃を心がけましょう。

カーペットにもほこりやノミ・ダニが潜んでいる可能性があります。掃除機での清掃はもちろんのこと、定期的にポリッシャー洗浄などの機械を使うことで清潔を保ちます。また、排水管の清掃も必須です。

排水管は建築物環境管理基準でも、年に2回の清掃が推奨されています。排水管の汚れによる悪臭は、害虫を住まわせる原因にもなります。その他に壁の高所クリーニングや定期的な清掃も欠かせません。

清掃業者を選ぶためのポイント

オフィスビルや商業施設などの清掃業者を選ぶ際、定期クリーニングのために長い付き合いをしていく業者を選ぶ必要があります。また、ほかにもビル清掃の実績や丁寧な清掃を行う業者なのかなど、見極めるポイントはさまざまです。

ここでは、清掃業者を選ぶうえで大切なポイントをご紹介します。

定期清掃の内容が明確になっているか

清掃業者を選ぶうえで、定期清掃の内容は重要になります。毎日の清掃項目になるので、高層建築物を管理している方や利用者にも点検項目が分からなければ、どこを清掃してくれているのか分からなくなってしまいます。

定期清掃の項目は、清掃業者のホームページで確認するか、相談する際に質問することをおすすめします。

見積書が明確に記載されているか

見積書は今後長く付き合う上でも大切なポイントとなります。料金の詳細が分かる見積書は、特に明細を確認しましょう。明細が不明瞭な場合、依頼後に追加オプションなどで見積書よりも高い金額を請求されることがあります。

利用者への挨拶やマナーが徹底されているか

高層建築物での清掃は、多くの利用者の目にとまります。清掃業者の対応が悪かったり、挨拶などをしなかったりする場合は、利用者の満足度にも関わるので注意しましょう。清掃業者のコンセプトや経営理念、清掃業者の態度などで確認するとともに、スタッフの教育方針を尋ねるのもひとつの手です。

まとめ

商業施設やオフィスビルなどの高層建築物の清掃は、一般のアパートやマンションよりも気配りのある清掃を心がける必要があります。定期的な清掃を行い、利用者の満足度や健康に配慮するのはもちろんのこと、清掃員の対応にも気をつけましょう。

「ハウスクリーニングのサンリョウ」では、一般住宅はもちろん、オフィスビルや商業施設、店舗などの清掃業務も承っています。床の清掃や高所の清掃のほかにも、給水管・排水管洗浄から害虫駆除など、高層建築物の清掃に必要なものすべてを行ないます。

ビルの清掃業者をお探しの方は、一度お気軽にご相談ください。